いきものたち。 昆虫のなかまたち

クモのお弁当

毎日近くで観察してるせいか、クモさんは僕にだいぶ慣れてきたらしい。近づいても動じなくなった。
ここは5階だし、餌が掴まらないのでは?と心配していたけど、気が付けば、獲物をお弁当にして網に貼りつけている。今はお腹が減っていないから食べないのか、今後の保存食糧にしたいのかわからないけど、しばらくは食糧には困らないみたいでよかった。

ちなみに黒いお弁当は、僕が試しにとクモさんにあげたものだ。
うちで稼働してる生ごみキエーロ(生ごみを土に分解する装置)にどうしても湧いてくる虫を網にくっつけてみたら確保してくれました。うちにはカブトムシ用の土とかもあり、コバエがちらほらでてしまうので、できたらこれを捕まえてほしいのだけど、コバエがクモの巣のほうに行ってくれないのです。。

餌がくるのをじっと待つ。
風に吹かれても、くたびれても待つ。いい場所に網を張れるかどうかは、クモ同士の力関係や、運もあるだろう。
クモは網の真ん中に居るので、鳥からも狙われやすいのではないだろうか?
狩りに行かないで、お店を作ってじっと待つことを選んだクモたちは、頑張りなさいよ?辛抱なさい?と僕に伝えてくれる。僕が何もかも上手く行かなくて死にたくなる時も、そこにクモはじっとして、僕に啓示を与えてくれているのだ。

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