その他のことごと。

帝王切開について。

僕は、恥ずかしい事に帝王切開の事を何も知りませんでした。

帝王切開で切るのは、皮膚、筋膜、腹膜、漿膜、子宮壁・・・。
一応局部麻酔はかけるものの、お腹をザックリ開いて赤ちゃんを取り出す手術であって、恢復するのにも時間がかかり、痛みが酷いらしいし、次の出産でも帝王切開をすることになるそうです(通常の出産だと、一度切った子宮が破れることがあるため)。

お腹をそれだけ切るのって、すごくハイリスクだと思います。
しばらくは歩けないらしい。けれど、子育てもしなければならない。。。


通常の出産時の痛みを男性は耐えられないという事も含め、男性は妊娠と出産に無知では駄目だと思います。
理解してれば「俺の子を産んでくれ」なんて、絶対言えません。軽くそう言えてしまうのは、男性の無知と無関心故ですね。
男性は女性の痛みや苦しみを、何故想像しないのかと思います。

完全な女性と欠陥のある男性

男性は他者の痛みへの想像力や共感力が欠如してるが故に、暴力を好み、戦争も始めてしまいます。
相手の痛みや悲しみがわかってしまったら、暴力は本質的にふるえないから。

そもそも、女性の持つ染色体Xを削って男性の染色体Yが作られ、女性よりも想像力や共感力の劣ったボンクラな戦闘マシンとして男性が生み出された結果、その暴力性・無知性が跳ね返って女性に被害を与えてしまっているのかもしれません。。

大昔は人間は女系社会だったようです。
ミツバチのような女系社会の秩序の中で、男性は子孫を残すためだけに存在を許されているのが、人の社会としては正しい姿ではないのかと思います。

出産の痛み

それにしても、哺乳類はどの動物も出産のときは痛そうだし苦しそうです。
遺伝子の目的が「種を増やし、残す」であるならば、出産が痛く苦しくて女性が妊娠を拒否するような事があっては困るはずです。本来的には。次々子供を産みたくなるような心地よい出産に進化するべきだと思うんです。
なのに、何故、こんなに苦しいのか?
旧約聖書では、アダムとエバの原罪ゆえに、女性は出産で苦しむ・・・などと書いてありますが、神様は酷すぎです。

現実的には、遺伝子が考える生存戦略として「多産多死」と「少産少死」の方向性があります。
小さい生き物に多いのが「多産多死」とにかくたくさん産んで、たくさん死んでも生き延びる種がいればよい、という戦略。たくさん産むためには生体としてはなるべく簡素な状態で生まれます。メダカの卵みたいな感じ。。
一方、哺乳類は「少産少死」。複雑な機構の体が充分育つまで体内で育ち、ほぼ完ぺきな状態で生まれてきます。(人間は無理ですが)産まれたらすぐに立ち歩けるようになる動物なら、生存確率は高いと思われます。
ただそのぶん、母親の出産時の苦痛が増えてしまいます。子供が安全なくらい大きくなることが、母親の苦痛になるというのは何とも言い難いです。。。

なんにせよ、母親の苦痛の上に種の存続があるというのが、個人的には納得がいかない感じです。

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