その他のことごと。

睡眠時無呼吸症候群との生活。1

 私は今54歳なのですが、若いころからいびきが酷く、その際に呼吸が止まっているという指摘を家人からされていました。しかし自分ではわからないし、家人とは別の部屋で寝ていたため放置してました。

 ここ数年になってようやく「それは検査したほうがいいよね」と友人が言ってくれたのを機に病院で検査をしてみることにしました。下のグラフは睡眠時無呼吸症候群の患者の生存率の低下を表しています。これは怖いですね。やっぱり。

CPAPを処方されるまで。

 A病院にてパルスオキシメーター検査をしました。鼻にチューブを取り付け、指に指先にセンサーを装着して、睡眠中に呼吸が何回止まったか、血液中の酸素濃度はどうだったかを調べるものです。

 結果は無呼吸低呼吸指数(AHI)が16.1回。つまり1時間に16.1回は呼吸が止まっているという結果です。AHIが5以上を睡眠時無呼吸症候群と診断し、5~15を軽症、15~30を中等症、30以上を重症なのだそうで、私は中等症となります。

 本来なら、この後、病院に一泊して終夜睡眠ポリグラフ検査という精密検査を受けるのですが、丁度コロナが流行している時期で病床が足りないため、コロナが収まってからにしましょうとなりました。

パルスオキシメーター検査

 その後、A病院が自宅から遠く通いづらいという点と、どうせなら毎年健康診断をしている病院で検査したほうが何かと良いだろうという考えで、B病院で前回と同じパルスオキシメーター検査をしました。A病院の検査結果を見せて精密検査をしてほしいと言ってみたのですが駄目でした。

 結果は、無呼吸低呼吸指数(AHI)が15.7回。前回とほぼ同じです。B病院の医師が言うには、軽症なので特に何もしなくてよい、もう少し症状が重くなれば(AHIが20以上)保険適用になってマウスピースで呼吸が通りやすくしたり、CPAPという機器を用いて対処療法をすることになりますが・・・。とのことでした。非常にはっきりしない先生で好感は持ちませんでした。

 1時間のあいだに15~16回呼吸が止まっていて、朝の寝起きも最悪な状態が続いているのに、軽症なのでなにもしなくていいっていうのはどうなの?と思いながらも、その後様子を見ることにしました。

 しかし先日、睡眠時に息が苦しくて目が覚めるような事があり、せめてマウスピースを作って呼吸を改善しておいたほうが良いのではないかと思いました。枕に乗せる頭の角度を色々試して、喉が圧迫されるあおむけだと、呼吸が難しい事も自分で確認してみました。これはまずいかも?と恐怖心が芽生えたのです。

 ただB病院の医師に不信感があったため、Cという初めて行く病院にかかりました。またパルスオキシメーター検査からなので二度手間三度手間だなぁと思いながらも、検査を行ってみたところ衝撃の結果が(笑)

 無呼吸低呼吸指数(AHI)が73。ぶっちぎりで今までより段違いに高い結果がでました。30以上が重症判定なので、余裕で重症です。

 そして、この検査の後に精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査)があるかと思いきや、そのままCPAPを勧められ使用開始となりました。CPAPの使用に関しては、精密検査を行った後、と病院ABでは聞いていたのでおどろきました。

 ここまでのまとめ。
 1,検査は、その時の体調にもよるので、何度か検査を受けてみることで、データの信頼度を高めることが有効。数値が20を超えない限り保険適用にならないため。
 2,ただ、3回検査を受けたけれど、期間が半年ほど開いているので、その間に私の状態が悪化したのかも?

その後の流れ

 メーカーの方がCPAPを自宅まで届けてくれました。操作説明・メンテ方法などを詳しく説明してくださり助かりました。機器は新品です。使いまわしの機器を想定していたので、少し驚きました。

レンタル品一式

 症状が改善するまで装置は借りっぱなしとなり、電波を使って睡眠のデータは自動で病院に送られます。患者は月一回の受診で、CPAPから送られたデータを元に今後の治療プランを決めていくことになります。機器のレンタル料は月5000円程度なので、これで睡眠時無呼吸症候群が緩和されるなら安いものです。
 思った以上に手厚くケアされていることに驚きを感じます。私がこの記事を書こうと思ったのも、睡眠時無呼吸症候群の方は何度か検査を受けて保険適用になったほうがいいと思ったからです。1回目2回目の検査であきらめていたら、もしかしたら私の症状はさらに悪化していたかもしれません。

CPAPを付けた感じ
電源を入れた状態です。

CPAPを使ってみての感想。

 昨日から使っているのですが、12月ということもあり、鼻に送られてくる風が冷たいです。そこにまず違和感があり、なかなか眠れません。それは慣れるか、装置を毛布かなにかでくるんだほうがいいのかもしれません。
 あと、私は睡眠時に口が開いてしまうのですが、この装置で鼻に空気が送られていると、口を開くのが苦しくなり、結果的に口を閉じるようになるそうです。実際に口を開いてみると空気が変に流れて苦しいです。
 寝ている間に横向きになることがありますが、その時は鼻のカバーの部分がズレて空気が漏れてしまいます。そこはマイナスポイントかもしれません。(柔らかいマスクなら大丈夫かも?)

 とりあえず、このような感じでCPAPを使用していきます。何かまた思い付けば記録していきます。

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